2008年06月23日

学校ってどうなってるの?63~四書五経・四書の「中庸」~

四書五経・四書の「中庸」とは・・・・「中庸」
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「中庸」
・前430頃書かれたもので、『大学』と同じくもともと『礼記』のうちの一篇。中庸とは偏りが無く永久不変という意味で、道徳の原理、不変の道理を論じたものです。『史記』孔子世家が「子思は「中庸」を作る」とすることから、孔子の孫、子思の作の様子。

ここで解説文が読めます。中国的こころ
【中国的こころ】のメインページはこちら・・・

孔子の思想は、政治(治人)と倫理(修己)にあります。「大学」は政治に重点が置かれ、「中庸」には、倫理が主眼点となっているようです。

ここのHPでは、 
「朱熹の章句の冒頭によれば、『中庸』は孔子の孫にあたる子思が「道が衰え、伝わらないのを恐れて著した。」とあります

が、後世の学者によれば、子思の著書かどうかは疑わしいとされています。また、朱熹の注では「中」とは偏らないことを意味し、「庸」とは易(か)わらないこと、と説明しています。」

その中身は

『中庸』の中では、「中庸」の徳をくわしく解説している。しかし、『中庸』は、「中庸」以外に、「誠」、「性」、「道」、「慎独」など多くの概念についても述べている。この中で、「誠」は「中庸」よりも一層重要な概念であることも言われている。

「中庸の徳たるや、それ至れるかな」
(意味) 過ぎることなく、及ばぬこともなく、常に変わらないことが、徳として最上のものである

と孔子が中庸の徳をと説いたとされます。

中庸という概念を使って展開される四書五経の「中庸」は、老荘家に対抗するための仁の前の根本思想を示したものともいわれますが、中庸とは、潜在思念に従えといっているように思います。いま、もっとも学校や教育に必要なものかも知れません。

第一章の解説を続きに記載しておきます。


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2008年05月05日

学校ってどうなってるの?62~~「音読」の効用③・・・音読によって共認回路が活性化する

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「考えごとをしている時の脳」
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「本を音読している時の脳」
写真は任天堂ホームページ「最新の脳科学に基づいた脳トレーニング」よりお借りしました。
機能性MRIで測定した脳の血流を図式化したもので、赤や黄色になっている部分は脳が働いている場所。赤から黄色になるにしたがってより活発に働いていることを示しているそうです。
考えごとをしている時や、複雑な計算をしている時よりも、本を音読したり、単純計算している時の方が脳が活性化しているとのこと。
音読も、そのスピードが速ければ速いほど脳の活性度合いが高い m003


前回は、音読・暗誦による名文への同化によって、自ずと日本語の“型”が体得されるという点について書きました。今回はその続きです。

もう一つは、音読(話す+聞く)が共認回路を活性かさせる!?という観点です。

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2008年05月04日

学校ってどうなってるの?61~「音読」の効用②・・・音読・暗誦は“型”の文化

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写真は斎藤孝さんの「声に出して読みたい日本語」 の表紙です。

前回は、明治期からの現象事実を元に、音読=みんな課題から、黙読=自分課題への転換について考えてみましたが、今回は、更に踏み込んで、「音読」を脳回路的な側面から考えてみたいと思います。

まずは、「下流志向」の著者である内田樹さんのブログ「内田樹の研究室」の「まず日本語を」より引用させて頂きます。

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2008年05月01日

学校ってどうなってるの?60~「音読」の効用①・・・かつては声に出すのが普通だった!?

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写真は日本初の図書館である「書籍館」が開設させた湯島の旧昌平坂学問所大成殿
「Z旗」 さんよりお借りしました)

「学校ってどうなってるの?」シリーズでは、江戸時代を終え、明治時代の教育制度についての追求の一貫として、現在の学力低下の原因とも言える、明治期から現在に至る教科書の変遷、あるいは勉強方法の変化について研究していますが、今回は、「音読」の効用についてです。

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2008年04月21日

学校ってどうなってるの?58~四書五経・四書の「大学」~

四書五経・四書の「大学」とは・・・「大学」
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・前430頃書かれたもので、もともと『礼記』のうちの一篇。漢の武帝が儒教を国教と定めて大学を設置した際、その教育理念を示したものとされ、要するに君子の学習方法を論じたものです。著者は確定されていませんが、曾子に作られた?秦漢の儒家によって作られた?とも言われています。

ウィキペディアによれば、
>朱子学において自己修養から始めて多くの人を救済する政治へと段階的に発展していく儒者にとっての基本綱領が示されているとして重要視された。その内容には「明明徳」「親民」「止於至善」の三綱領と「格物」「致知」「誠意」「正心」「修身」「斉家」「治国」「平天下」の八条目が提示されている。

らしいです。

◆三綱領の意味は・・・
1】原文:
大學之道、在明明徳、在親民、在止於至善。
2】口語訳:
大学、つまり大人の学問のなすべきことは、生まれ持った徳性をはっきりさせること、人々を新鮮にすること、最高の境地に踏みとどまること

「明明徳」・・・・生まれ持った徳性をはっきりさせること
「親民」・・・・・・人々を新鮮にすること
「止於至善」・・最高の境地に踏みとどまること

というが解釈はいろいろあるようです。

◆八条目の意味は・・・
1】原文:
物格而后知至。知至而后意誠。意誠而后心正。心正而后身脩。身脩而后家齊。家齊而后國治。國治而后天下平。
2】口語訳:
物事の道理をきわめて初めて認識が十分になる。認識が十分になって初めて意念が真実になる。意識が真実になって初めて心が正しくなる。心が正しくなって初めて一身が修まる。一身を修めて初めて家がしっかりし、家が整ってこそ国が治まる。国が治まってこそ世界中が平和になるのである。

「格物」・・・・物事の道理をきわめる。
「致知」・・・・認識が十分になる。
「誠意」・・・・意識が真実になる。
「正心」・・・・心が正しくなる。
「修身」・・・・一身が修まる。
「斉家」・・・・家が整う。しっかりする。
「治国」・・・・国が治まる。
「平天下」・・世界平和になる。

というが解釈はいろいろあるようです。

ここで全て原文が読めます。WEB漢文大系
解説文はこちら 【中国的こころ】
もとサイトは、【中国的こころ】です。

◆大学とは?
中国では、宋以降、儒学を志すものが必ず学ばねばならぬ四種類の書籍【四書】の一つと認識されていて、漢の武帝が儒教を国教と定めて大学を設置した際に、その教育理念を示したもの(経書)とされているようです。経書とは、あらゆる人々に普遍的に、老若男女、富めるも貧しきも、順境にあるときも、逆境にあるときも、いかなる場合も、これから離れることはできない、人生に最も原理的な指導力のある書を言うらしいのです。故人から家・国家・世界の統合を一貫として説く書物とされており、いわば、生きる上での儒学者の大本も幹の規範集だったのかも知れません。もともと徳ありきのせ性善説に立ち、己の自我によって混迷しないように身を修め、家を収め、国家を治めるという観念規範群のようです。

続きは、「大学」の全文です。読む前にクリックしてください。
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2008年04月20日

学校ってどうなってるの?57~明治から昭和の日本語力

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「学校ってどうなってるの?」シリーズでは、昨今の学力低下の原因と突破口について追求していますが、今回は、かつての普通の日本人の書いた文章を探してみました。
なかなか見つからなかったのですが、いくつか紹介してみたいと思います。
・・・現在とは外圧状況(→同化圧力)が異なるため当たり前かもしれませんが、日本語力の差というだけでなく、社会意識のに違いも明確に読み取ることができると思います。


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投稿者 kota : 00:29 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月15日

学校ってどうなってるの?56『世界國尽』(せかいくにづくし)

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明治初期の教科書は今からするとずいぶん難しそうです。
ただ江戸時代の寺子屋以来の教科書を範とした、読み書きだけでなく暗唱することを目的としたものが、ありました。当時の小学生みんなが暗唱したという「世界國尽」を紹介したいと思います。

まずは
明治のはじめに学制によって全国民の小学校就学が定められたが、発布当時はまだ教科書が整備されていなかったため、民間で出版された啓蒙書や翻訳書が各教科の教科書として用いられた。
「小学教則」に示された標準教科書のなかから、主なものを以下に挙げる。なお、それぞれに等級と教科名を記したが、当時の小学は、下等小学(半年毎に下級の8級から上級の1級まで4年間)と上等小学(同4年間)の8年制であった。

「小学教則」に示された小学校用の教科書は、民間の出版物が大半を占めた。

しかしその内容は、それまで寺子屋で使われていた往来物を排し、福沢諭吉や箕作麟祥など、文明開化に指導的な役割を果たした啓蒙家の著書・訳書を採択するなど、合理主義的な思想に基づき教育の刷新を計ろうとする意欲的なものであった。

1-4「絵入智慧の環」古川正雄(宮ヘ950-222) 下等第 8-7級綴字標準教科書。ひらかなの単語をいろは順に並べ、絵と漢字を添えて解説。初編上下明治3年刊。

1-5 「ちえのいとぐち」古川正雄(宮ヘ100-271)
下等第 8-7級綴字標準教科書。 1-4の簡略な姉妹編。短い例文を添える。明治4年刊。

1-6 「童蒙をしへ草」チャンブル著、福沢諭吉訳(宮ロ580-722)
下等第 8-7級修身口授標準教科書。原著はイギリス人チェンバース(Robert Chambers)のモラル・クラッス・ブック(The Moral Class-Book)。代表的翻訳道徳書。明治5年刊。

1-7 「世界商売往来」橋爪貫一(宮ル185-313)
下等第7級単語読方標準教科書。江戸時代の往来物の系譜をひく教科書。絵入りで単語を紹介し、上段に簡単な英訳を付す。明治4年刊。

1-8 「啓蒙智慧の環」瓜生寅訳(宮ヘ950-232)
下等第6級読方読本標準教科書。科学的な知識を中心とした翻訳の読本。明治5年刊。

1-9 「泰西勧善訓蒙」箕作麟祥訳(宮ロ580-719)
下等第6級修身口授標準教科書。フランス人ボンヌの著作に基づくとされるが原本は不詳。明治4年の前篇3冊が普及。

1-10「学問ノススメ」福沢諭吉(宮ロ580-739,740)
下等第6級読方読本標準教科書。平等の理念や自由独立の気風を説いた明治初年の代表的啓蒙思想書。明治5年から9年にかけて17冊が刊行され、13年に合本版が出た。原題は「学問のすゝめ」。偽版も含め各種の版本がある。

1-11「天変地異」小幡篤次郎(宮テ100-22)
下等第5級読方読本標準教科書。自然現象に関する迷信を排し、その原理を科学的に説明した啓蒙書。著者は福沢諭吉の高弟。明治元年刊。

1-12「世界国尽」福沢諭吉(宮ネ900-41)
下等第 4-2級地学読方標準教科書。江戸時代の数え歌や地名尽しの口調に倣い、七五調で世界地理を解説した入門書。5巻5冊に付録1冊を付し明治2年刊。

1-13「窮理図解」福沢諭吉(宮テ000-34)
下等第 3-1級理学輪講標準教科書。実利を目的とし、一般向けに物理学の原理を図解した入門書。初篇明治元年刊。

1-14「西洋新書」瓜生政和(宮ネ900-55)
下等第 2-1級読本輪講標準教科書。初篇明治4年刊。

1-15「西洋事情」福沢諭吉
上等読本輪講標準教科書。幕府遣外使節団に加わり欧米各国を歴訪した筆者による文明論の名著。初篇慶応2(1866)年刊。

1-16「五洲紀事」寺内章明訳(宮ヨ850-29)
上等史学輪講標準教科書。グートリッチの「万国史」を原典とする。初篇明治4年刊。

1-17「与地誌略」(宮ネ900-50)
上等地学輪講標準教科書。マッケー、ゴールドスミス等の原本の抄訳に基づく世界地誌。明治3年から7年にかけて刊行され広く普及した。

1-18「博物新編訳解」大森秀三訳(宮テ000-38)
上等理学輪講標準教科書。イギリス人合信(Benjamin Hobson)が中国人向けに漢文で著した「博物新編」を和訳したもの。内容は物理学、天文学、動物学等、多岐にわたる。巻1は慶応4年刊。

この中に福沢諭吉の著作が五冊入っている。この中で特に生徒たちが好んで暗唱したという『世界国尽』(せかいくにづくし)を調べてみました。

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投稿者 tennsi21 : 21:16 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月16日

要注意!親の期待はズレている。

Very Happy こんにちは。

今日は、子育てに対し、ついつい「 Embarassed 過保護・過干渉 Evil or Very Mad 」になってしまう家庭の原因構造を追求してみました。

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喪失の弊害に至るまで【過干渉・過保護】

過保護の親に子育ての資格はあるか?

おいお前ら、絶対過保護過干渉で子育てするなよ

など、いくつかのサイトでも、「過保護・過干渉」は子どもの心を破壊する行為だ、と指摘されています。

しかし一方で、これらの状況は一般的な家庭に良く見られる風景でもあり、まさしく現代家庭の構造的問題であると捉える事ができます。

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投稿者 kawait : 18:02 | コメント (2) | トラックバック

2008年02月26日

ニートは最早時代遅れ?

さて、ニートの原因から現状分析まで行ってきましたが、近年増加率に徐々に歯止めが掛かり始めたようです。

それもそのはず、今や新卒学生にとっての就職活動はバブル期以来の売り手市場再来 Laughing
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各企業が、団塊世代の引退を補うべく、新人の採用にやっき m071 m083 になっています。

しかし、学生の意識は単に売り手市場に乗っかる、という枠組みを超えているように感じています。

さて、その中身とは?

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投稿者 kawait : 18:22 | コメント (8) | トラックバック

2008年02月20日

「学び合い」part2~授業外でも学び合う~

「学び合い」勉強会開催!~授業風景をトレース~読んでいただけましたか?

一斉授業しかしらなかった私は「授業は一方的に教えてもらうもの」だと思っていたので
子ども同士で教えあう(学び合う)授業という発想におどろきでした m065

今日はその続き m117 で、授業そのものではないですが、学び合いの発想に通ずるおもしろい話を
聞けたので、お伝えします Very Happy

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投稿者 kado : 21:53 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月17日

読解力向上への試み

お久しぶりです。hajimeです。

世間では、『子供達の読解力の向上』が話題ですが…。なかなか、その成果が上がっていない、というのが実情のようです。そんな中、頑張っている先生が… m044

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『経済協力開発機構(OECD)の06年学習到達度調査(PISA)で日本の読解力はさらに後退して15位になった。』文部科学省は、『読解力向上プログラム』なるものを作成し、向上を計ろうとしたようだが、なかなか効果は上がっていないようだ。(確かに、プログラム?の内容は抽象的で、現場では何をやったらいいか?きっと、よくわからないと思う。)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/05122201/014/005.pdf#search='読解力向上プログラム'

そんな中、成果が見え始めている、なかなか面白そうな試みが…。

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投稿者 hajime : 21:29 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月13日

学校ってどうなってるの?47~福沢諭吉が考えていたこと

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福沢シリーズ第2弾です
明治5年になると、2月にあの有名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり…」で始まる『学問のすゝめ』がついに刊行されました。
封建的な身分制度を否定し、学問の持つ有用性を平易な言葉で述べたこの本は、その後大ベストセラー・超ロングセラーとなりました。

さらに折しも明治5年8月には政府により学制が定められ、日本でも近代的な学校教育制度が発足した。彼の著した、『啓蒙手習之文』『訓蒙窮理図解』『世界国尽』『学問のすゝめ』『童蒙をしへ草』などが教科書として全国の小学校で広く使用されました。
特に『世界国尽』は各地の小学生が暗唱して歩いたという! Shocked  

ではこのような時代の思想的リーダーであった福沢諭吉の時代認識はどうだったのでしょうか?
さらに彼の教育に対する考え方はどうだったのでしょうか? Smile

福沢諭吉の興した事業として【慶応義塾】【時事新報】【交詢社】」があります。
この「交詢社」構想に彼の時代認識が読み取れると思います。
「慶応義塾」は教育、「時事新報」は新聞。そして「交詢社」は、福沢の提唱により明治13年に設立した日本で最初の「社交クラブ」と言われるが、創立時には必ずしもそのように特定できない【結社】であったようです。

当時は江戸時代までに形成されてきた政治制度のみならず社会生活や文化生活の行動様式(型)までが崩れゆく中で、文明を新たに造り出す激動の時代です。
個人から国家にいたるまでの急な「文明開化」の中、人々の精神の混沌の中から新たな社会・文化の型を造り上げるという課題に迫られていました。

最終的には教育勅語にみられるように天皇制という国家体制の枠によって解決が図られることになりますが、教育勅語制定以前、この課題の回答となる可能性を秘めた試みとして【交詢社】は設立されたといわれています。実は【慶應義塾】はこの結社の一つの実現態だったのです。

その考え方については設立宣言書で読み取れると思います。
この宣言書は『芝新銭座慶応義塾之記』と題され、創業と同時に出版されました。
それは以下の文章で始まります。
ここからは慶応義塾大学出版会の住田孝太郎氏の「近代日本の中の交洵社」の連載からの抜粋です。最初のくだりは第2回で後半は第6回のものです。http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/koujyunsya/vol3.html


「今ここに会社を立て義塾を創め、同志諸子相共に講究切磋し、以て洋学に従事するや事本と(もと)私に非ず。広くこれを世に公にし、士民ここでの「私」と「公」の使われ方をみると3点の特徴があるようだ。
①同志による共同体、「会社」の公共的機能の認識、
②洋学という学問に従事することが単なる私事ではないという主張、
③入社資格が身分ではなく「志」の有無にある、という3点である。

この「会社」という言葉は今日の我々が思い浮かべる企業の意味ではなく、自発的集団を指している。この言葉は、江戸時代に生まれた和製漢語だという(馬場宏二『会社という言葉』)。世界情勢を知るため、オランダ語の地理書が翻訳される中、company、corporationの訳語として生まれた。

19世紀半ばには幕府蕃書調所の蘭学者たちに共有されていたという。「学界・学芸集団」「同職、同志等特定階層の自発的集団」「広く仲間や集団」「今日の“社会”」の意味で使われたらしい。

・・・・中略・・・

彼の著した西洋事情の中に

「政治」「収税法」「国債」「紙幣」「商人会社」「外国交際」「兵制」「文学技術」「学校」「新聞紙」「文庫」(図書館)「病院」「貧院」「唖院」「盲院」「癩院」「痴児院」「博物館」「博覧会」「蒸気機関」「蒸気船」「蒸気車」「電信機」「瓦斯灯」

これらをみて、気づくのは「商人会社」「学校」「新聞紙」「病院」「「貧院」「唖院」「盲院」「癩院」「痴児院」という公共的な役割を担う団体が多くとり上げられていることである。いずれも福沢は「会社」「社中」と呼んでいる。
例えば学校であれば、
「学校は政府より建てて教師に給料を与えて人を教えしむるものあり、あるいは平人(民間人)にて社中を結び学校を建てて教授するものあり」
病院では、
「病院は貧人の病んで医薬を得ざる者のために設けるものなり。政府より建つるものあり、私に会社を結んで建つるものあり」
という具合に説明されている。
このような政府以外の公共的団体は、政府の「公」と対比して私的結社という。より広い意味では、人々の自発的な意志によってできる結社なので、自発的結社という。彼が「会社」「社中」と呼んだものはこの自発的結社であり、今日でいう企業とは異なる。慶応義塾の創業に際して、福沢はこうした西洋の自発的結社「会社」を参考にした。。

さらに専門分科への危機意識について【交洵社】の緒言という形でこう語られています。

現在が「分業に基づく時代である」ということからはじまっている。未開の時代には1人の人間がいくつもの職業を兼ねたり、1つの店が多くの品物を売っているものだが、時代が進むと人々に専門の務めができ、各家の生業ができる。分業と専門化が進むことで、職種の幅が広がって利益は大きくなり、そうなると一層分業化が進んでゆく。これが「現今世界の通勢」であるという。
しかし、人々が専門の仕事に従事するようになると専門外のことにうとくなるし、年齢や富の多寡、住む地方が異なれば人々の利害も異なる。こうなれば人々はうまく世をわたることがむずかしくなる。そこで、各業、各年齢、各地方の人を結んで互いの知識を交換し、補い合うことが現在に最も必要なことであるというようなことが、この「緒言」前半で分業社会への対処法として説かれている。


彼は3度にわたって西洋を訪問し、法律、制度をつぶさにみてきた。そこに学ぶという意識と裏腹に日本の共同体を壊していく【西洋思想】の存在を感じていたのではないか。日本独自の集団の有り様を見失ってはならないという危機感を感じていたのではないだろうか。

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投稿者 tennsi21 : 20:39 | コメント (2) | トラックバック

2008年02月12日

学校ってどうなってるの?46 明治時代ってどうなの?

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明治時代の教育制度を見るに当たり左記に以下の視点を掲げました。学校ってどうなってるの?45~明治の教育・・・分析の視点


■「国家」として、欧米による掠奪闘争という外圧にいかに適応するか?
■国家戦略の背後に“金貸し”=国際金融資本の思惑
■共同体の解体→「家」制度へ
■「教育」の変遷と理念

今回はそのことを念頭に「明治時代ってどんなん?」っいうことを探ってみたいと思います。年表に明治の主だった出来事を纏めておきます。

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投稿者 saito : 17:03 | コメント (1) | トラックバック

2008年02月03日

「学び合い」勉強会開催!~授業風景をトレース~

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年始に告知させていただいた『なんで?型授業のマニュアル作成』を実践に移していこうと思います。

第1弾として、カオス企画の主催者Wさんが参加され、彼が実践している「学び合い」について、勉強しました。

彼から聞いて驚いた Shocked のは、彼が西川先生が提唱する「学び合い」を知ったのが、つい1ヶ月半程前とのこと。彼は、独自で2年余り前からほぼこの「学び合い」と同じような授業を自ら思いついて実践していた!ということです。

きっかけは、
通常の一斉授業では出来る子はすぐに終わって暇そうにしている。出来ない子は時間を掛けても中々出来ないので興味も高まらないし、集中力も続かない。そのどちらに合わせても非効率。
じゃ、クラス全体でみんなが分かるようになるには、できる子が出来ない子を教えてあげること。
先生は教えずに、“空間管理”と“時間管理”という『場づくり』を行う役割に徹すればよい。

重要な事は、その目標:課題設定。
とのこと。

先日、実際に授業風景の授業のビデオ m184 を見せてもらいました m034
その様子をトレースしていきます。

その前に
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投稿者 sashow : 22:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月02日

学校ってどうなってるの?45~明治の教育・・・分析の視点

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「福沢先生若き日本に西洋文明を教ふ」 北沢楽天画
(画像は「早稲田大学図書館WEB展覧会第33回」http://www.wul.waseda.ac.jp/TENJI/virtual/shozo/よりお借りしました)

学校ってどうなってるの?シリーズでは、No.40以降、明治時代の教育の在り様について、江戸時代から連なる外圧状況の変化や家族制度の変化などを踏まえつつ、解き明かしてゆく所存ですが、45までの投稿を元に、今後分析してゆく上での視点や、更なる疑問点=追求ポイントをまとめてみたいと思います。

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投稿者 kota : 20:07 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月01日

社会適応の条件とは?(育つって何?)

さて、不登校→フリースクール→出口の無い無圧力空間。。。
といった構造の限界が前項にて提示されましたが、そもそもの人類、あるいは生物にとっての「生きる」とは一体何を意味するのか?

みんなで探索した事例の中には、全寮制学校により外圧形成+適応力の育成で成果を上げている事例も見られました。

そこで、改めて「適応」という視点で探ってみました。

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るいネットにて「適応」をキーワードに投稿を探すと、沢山の答えが見えてきます。

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投稿者 kawait : 20:37 | コメント (2) | トラックバック

2008年01月31日

「不登校が輝く」学校

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不登校は毎年増加傾向が続いており、平成16年文科省の発表によると全国小中学校で12.6万人、平均するとクラスに一人、元の学校に復帰できたのは2割という状況のようです。

そのための対策として、文科省の施策や、フリースクールなど様々な対策が講じられているが、統計データで見る限り成果を挙げている事例は少ないようです。

そんな状況の中で、10年間で2000人の不登校生を受け入れて送り出した実績をアピールしている学校の例が見つかったので紹介します。
不登校が輝く」というコピーも期待させるものがあります。

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投稿者 wyama : 21:03 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月04日

学校ってどうなってるの?40~日本教育年表【明治時代】~

江戸時代の社会背景からの教育の実態を押さえ終り、次回からは、【明治時代の教育】を扱っていきたいと思っています。

その際、歴史的な教育の出来事や社会背景を追求していく上で、貴重なデーターがありましたので、ご紹介したいと思います。

日本の子どもたちというサイトに日本の教育年表【明治】が掲載されていました。これを元に、明治時代の教育関連の出来事を俯瞰していきたいと思いますので、転載します。

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旧山形師範学校(明治34年建造)       黒船の当時のイメージ

◆1868(明治1年4月)
福沢諭吉、江戸築地の蘭学塾を芝新銭座に移し慶応義塾と命名。
(私学の先駆)
◆1869(明治2年6月)
大学校設立。昌平学校中心。開成学校・医学校を分校。
◆1870(明治3年1月)
大教宣布(神道の国教化)。
明治政府は、太政官(だじょうかん)布告で、「わが国の商船は日章旗(「日の丸」の旗)を国旗として揚げること」を決め、べつに「御国旗(みくにはた)の寸法についてとりきめを公布。
◆1871(明治4年7月)
文部省設置
◆1871(明治4年11月)
府県の学校をすべて文部省の管轄とする。
◆1872(明治5年5月)
東京に師範学校設立。外国の制度を模範としてつくられる。
外国人教師としてアメリカ人のスコットが招かれ、アメリカの教授法が取り入れられた。
師範学校に編輯局をおいて教科書を編集。
教科書の多くが、西欧諸国の書物を翻訳・翻案したものが中心で、西欧文化を内容とする啓蒙書的なものだった。
◆1872(明治5年5月)
 「小学教則」公布。
◆1872(明治5年8月)
「学制」発布。義務教育はじまる。
文明開化・富国強兵政策による近代的学校の創設。全国を8大学区、各大学区を32の中学区、各中学区を210の小学区に分け、それぞれに大学、中学校、小学校を置くというプラン。
財政の裏付けがなく、実施上の州外が多かったが、近代的教育制度の出発点となった。
◆1873(明治6年)
文部省「小学生徒心得手帳」編集。
◆1874(明治7年3月)
東京に女子師範学校設立。
◆1874(明治7年6月)
小学用書目録を布達。
◆1874(明治7年6月)
文部省、師範学校等蔵版の小学校教科書の翻刻許可書目を公示。
◆1874(明治7年10月)
文部省、編書課を廃止。その事務を報告課の所掌とする。
◆1875(明治8年)
京都市柳池小に幼稚遊嬉場開設。積み木、絵本などを使う。最初の幼稚園。
(本格的な幼稚園は、翌明治9年開設の東京女子師範付属幼稚園が最初。)
◆1875(明治8年8月)
学齢を満6歳から満14歳までと定める。
◆1875(明治8年8月)
文部省蔵版の書籍(教科書等)はすべて翻刻を許可。
◆1876(明治9年9月)
小学校の休日を日曜日とする。(1.6の休日を廃止)
この頃から地方出版の教科書が多数あらわれる。
◆1877(明治10年4月)
東京大学創設。
◆1877(明治10年5月)
文部省蔵版翻刻許可書籍の修正刊行の際は、あらかじめ届け出るものとする
◆1878(明治11年5月)
文部省、「小学教則」等を廃止。
この頃から教科書に復古的傾向があらわれる。
◆1879(明治12年2月)
文部省出版の図書に注釈・修正して出版することを禁止する。
◆1879(明治12年8月)
明治天皇「教学聖旨」(「教学大旨」と「小学条目二件」からなる)を示す。
欧米主義に基づく空理空論の教育への批判。儒教主義による皇国思想。
◆1879(明治12年9月) 
「教育令」を公布。「学制」を廃止。
教育年限を16カ月に短縮、就学義務の緩和、小学校設置の自由化、公選の学務委員による学校管理。
父母や地方財政の負担を緩和。
アメリカの地方分権的教育行政に強く影響を受け、地方分権的、自由主義的方向が強められた。
◆1880(明治13年2月)
「改正教育令」公布。
重要事項は文部卿の許可を経る、学校の設置、就学義務の強化、学務委員を府知事・県令による選任制に改める、「修身」を教科の筆頭におくなどを規定。
◆1880(明治13年4月)
集会条例により、教員・生徒の政治活動を禁止する。
◆1880(明治13年8月)
自由民権のあらしのなかで、それまで自由だった教科書に制約が加えられはじめる。
文部省が小学校教科書の調査をし、不適当と認めた教科書の使用を禁止する。
◆1881(明治14年)
採択教科書を監督庁に報告。開申請。
◆1883(明治16年7月)
小学校教科書の認可制度を実施。
◆1885(明治18年)
内閣制度創設に伴い、森有礼が初代文相に就任。
◆1885(明治18年8月)
教育令を再び改正。
◆1886(明治19年3月)
「帝国大学令」公布。
◆1886(明治19年4月)
「学校令」(小学校令・中学校令・師範学校令を総称)公布。
小学校尋常科4年が義務教育と決まる。義務教育開始。
「国家のための教育」を強調。
小学校令により、小学校の教科書が検定制になる。
◆1888(明治21年)
「君が代」を式典歌とする。
◆1889(明治22年2月)
「大日本帝国憲法」発布。「大日本帝国は万世一系の天皇これを統治する」「天皇は神聖にして侵すべからず」とうたう。
◆1890(明治23年10月)
「教育勅語」発布。「軍人勅諭」を真似てつくられた。臣民教育。天皇中心主義。軍国主義。
◆1891(明治24年6月)
文部省「小学校祝日大祭日儀式規定」祝日、大祭日は登校して一定の儀式を行うことを義務づける。
また、儀式のときに「君が代」を斉唱し、「御真影」(天皇・皇后の写真)に最敬礼をし、校長の教育勅語「奉読」と訓話が行われ、その祝祭日に関する歌をうたうことを決める。
◆1893(明治26年8月) 
小学校儀式用唱歌として、「君が代」、「一月一日」(年の始めのためしとて・・・)、「紀元節」(雲にそびゆる高千穂の・・・)、「天長節」(きょうのよき日の大君の・・・)、「勅語奉答」「元始祭」、「神嘗祭(かんなめさい)」「新嘗祭(にいなめさい)」の8編を選定。
◆1894(明治27年8月)
日清戦争(~1895/4月)
◆1900(明治33年)
改正「小学校令」。はじめて教師の懲戒権が認められる。
ただし、懲戒と体罰とを分けて捉えたうえで、体罰は禁止していた。
◆1902(明治35年)
小学校就学率90%を超える。
◆1902(明治35年12月)
教科書疑獄事件起きる。検定教科書の採定をめぐる贈収賄。
検挙者は、知事、代議士、視学官、教員、教科書出版社など35道府県、200人にのぼる。
◆1903(明治36年3月) 
「専門学校令」公布。
公立・私立の多数の学校が専門学校として認可される。
◆1903(明治36年4月) 
教科書採択をめぐる大汚職事件をきっかけに、義務教育(小学校)の教科書が検定制度から、国定制度になる。文部省がつくった教科書に統一される。
◆1904(明治37年2月)
日露戦争(~1905/9月)
◆1904(明治37年2月)
文部省、日露戦争に際し、教育上の注意を訓令。
◆1907(明治40年3月)
小学校令改正。義務教育年限を6年に延長。(明治41年4月から施行)
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教育勅語の原本

こうしてみると、特に明治の社会情勢は、日本の国家情勢・政治からかなりの制約が付加されています。国家の中央統制のもとに、江戸時代の共同体を解体して、国家に従順な臣民を作り上げるための教育という位置づけが見えてきます。さて、近代教育の基礎を作り上げ、未だに、継続されているシステムを作り上げた明治時代の教育事情は、どんなものか?興味深く、今後、社会圧力や社会共認内容をみていきたいと思います。 m057 m058 m059 m060 m061


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投稿者 2310 : 12:00 | コメント (2) | トラックバック

2008年01月03日

学校ってどうなってるの?39 ~【まとめ図解】江戸時代の外圧⇒国家統合体制⇒教育制度

みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします m051

「学校ってどうなってるの?」シリーズもいよいよ40回に到達しようとしているわけですが、 「学校ってどうなってるの?22」での「中間まとめ」以降は、過去の各時代の教育制度について、「外圧⇒社会体制・家族形態⇒教育制度」という観点で、現代にも適用可能なエッセンスを発掘すべく分析を進めてきました。
そして、この度、長い道のりを経て、ようやく“江戸時代編”のまとめに至りましたm135

・・・江戸時代は、260年間もの長きに渡って平和な時代を維持できたわけですが、日本史上初の統一国家として様々な社会制度を導入し、極めて高度な統合体制を布いていたこと、また、高い本源性を保持していたことなどが明らかになり、皆が江戸の魅力に惹かれる理由がわかったような気がします。

まずは図解化してみましたのでご覧ください。


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m118 m118 m118 クリックすると、より鮮明が画像で見れます m030
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投稿者 kota : 01:23 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月30日

学びって何? ~『学び合い』から考える

学校の授業の試みとして、「学び合い」という言葉をよく耳にします。

「学び合い」とは、子ども同士が教え合い・学び合い・考え合うような授業のようですが、調べてみると意外なことにその実態がはっきりしません。時には授業の進め方として語られたり、何か理念のように語られたりして、捉え方は人によってまちまちのようです。

そこで、もっと分かるようなHPはないかと調べてみたら、ありました! 西川純氏(上越教育大学学校教育研究科教授)のHP【西川研究室】

この『学び合い』の本質は、次の言葉に要約されています。

我々の『学び合い』は言語という高度のコミュニケーション手段を持った群れる生物が、数百万年の生存競争の中で洗練したものです。意外かもしれませんが、人類の歴史の中で一斉指導が制度化したのは、近代学校制度が成立した200 年弱だけです。それ以外の数百 万年は『学び合い』で人類は過ごしていました。人類の歴史の中で一斉指導が成立したのも必然がありました。そしてそれが廃れていくのにも必然があると考えています。

今の子供たちの意識状況は?、私たち人間にとっての「学び」とは何?というような根本的な「なんで?」を追求し、徹底的に学びに密着して、丹念に記録・分析し、そのような研究を通して考えられた『学び合い』を紹介します。

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投稿者 sachiare : 21:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月29日

堀川の奇跡

クリスマス m207 も過ぎ m003 、あっという間に今日が仕事納めになってしまいました~ m300
社会人になってから、本当に毎日・・・一年・・・があっという間です。

今日は、 イマドキの学校教育 について m146

みなさん 「堀川の奇跡」 ってご存知でしょうか m052

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」 m115 という番組で紹介されていたので、
ご存知の方も多いと思います Very Happy

堀川高校という学校の奇跡 m034
もともとはそこそこの進学校(国公立大学進学が一ケタ)だったのが、
一年で一気に100人以上 m116 も合格する学校へ飛躍したのです m096 m096

それだけ聞くと、「詰め込み教育なんじゃないの~」と思ってしまうところですが・・・
ここにはすごい ひ み つ が隠されていたのです~ m030

応援おねがいします m208

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投稿者 kado : 18:40 | コメント (1) | トラックバック

2007年12月18日

学校ってどうなってるの?37 ~武力による統合から観念による統合へ

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江戸時代の庶民教育の場である「寺小屋」は、幕末には全国に1万5千以上あったと言われ、その結果、当時の日本人の識字率は江戸で70~80%と、同時期のロンドン(20%)、パリ(10%未満)を遥かに凌ぎ、世界一であったと言われています。

こうした民間の自主的な教育の場である「寺小屋」が拡大した背景には、地域=藩経済の発展による読み書き算盤の必要性の高まりがあると思われますが、別の観点として、武力による統合から、観念武力による統合から、観念による統合への転換があると思われます。

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投稿者 kota : 00:32 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月17日

学校ってどうなってるの?36 読み書き、算盤するのは何で?

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前稿で、「三貨制度と算盤」について扱いました。また、これまで江戸時代の教育について長きに亘って眺めてもきました。ここで改めて、日本の市場経済の興隆期にあたる江戸時代の教育について俯瞰的にまとめをしてみようと思います。

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投稿者 saito : 22:41 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月16日

学校ってどうなってるの?35~江戸期の三貨制度と算盤~

江戸時代の代表的な民間教育機関である寺子屋では、【読み・書き・算盤】を教えていたといわれています。しかし、なぜ、【算盤】だったのでしょうか?
村落共同体という対面共認の中では、算盤という算術は、なくても、日常生活では困らずに生きてゆけるように思うのです。

学校ってどうなってるの?32~江戸の教育制度の背景に市場拡大ありと記載されていますが、 【なぜ、算盤?】を読み解く上で、江戸時代の経済はどんなものだったのか探ってみましょう。

その経済や市場を解き明かすキーワードの一つとして江戸期の貨幣制度である【三貨制度】があげられると思います。